私のお気に入りアルバム(サックス編)

ソウル・ステーション/ハンク・モブレー       (BLUE NOTE 1960年)
 ハンク・モブレー(ts) ウィントン・ケリー(P)ポール・チェンバース(b)アート・ブレーキー(ds)

初めて聴いたのは、私の師匠:宮の上貴昭さんのお店「きりきりぶらうん」でした。当時大学生でJAZZを始めたばかりの頃、JAZZの楽しさを教えてくれたのがこのアルバムです。
 唄いまくるモブレーもかっこいいのですが、アート・ブレーキーのザクザクしたリズムに乗りまくるウィントン・ケリーが最高です!

 
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スタン・ゲッツ・プレイズ/スタン・ゲッツ            (Verve 1952年)
 スタン・ゲッツ(ts) ジミー・レイニー(g)デューク・ジョーダン(p)ビル・クロウ(b)フランク・イソラ(ds)

 スタン・ゲッツのことをあまり良く聴かなかったうちはムード・テナーみたいなのを吹く人だと思ってましたが、バリバリと、しかもクールにヒラヒラと唄いまくっているこのアルバムを聴いてからはむちゃむちゃかっこいい!って思い直しました。
 「ラバー・カム・バック・トゥ・ミー」の小粋なソロ、「アラバマに星落ちて」のくつろぎタップリの唄いまわしも最高です。でも1曲目の「星影のステラ」が1番かな。
 サックスのキイがカタカタ・パタパタ鳴る音が聴こえるのも臨場感あっていいです。

 


トゥルー・ブルー/ティナ・ブルックス             (Bluenote 1960年)
  ティナ・ブルックス(ts)フレディー・ハバード(tp)デューク・ジョーダン(p)サム・ジョーンズ(b)
アート・テイラー(ds)

 ハードバップ全盛時代、モブレーやタレンタインなどのブルーノートのテナーサックスのスター選手たちとちょっと違う持ち味を発揮していたティナ・ブルックス。「ブルージー」という一言では片付けられない「黒いエレガント」といった雰囲気、情念が漂っているこのアルバムは彼のたった一枚のリーダーアルバム(「バック・トゥ・ザ・トラックス」は復刻されましたが何故か当時はオクラ入り)。
「ファイブスポットのケニー・バレル(Bluenote)」でも好演してます。

LD+3 /ルー・ドナルドソン・ウィズ・ザ・スリー・サウンズ   (Bluenote 1959年)
  ルー・ドナルドソン(as)ジーン・ハリス(p)アンドリュー・シンプキンス(b)ビル・ダウディ(ds)

 ルーさんの気負いが無く楽しげに吹くアルトが好き。
バックを務めるのは当時売り出し中のブルーノート・レーベルのドル箱スターのザ・スリー・サウンズ。
 ウィントン・ケリーとレッド・ガーランドを足して2で割ったようなグルーブするピアノを弾くジーン・ハリスとルーさんのアルトはとってもマッチしてます。
 「ブルー・ムーン」「ジャスト・フレンズ」「コンファメーション」といった私もよく演奏する曲も入っていて親しみを持って聴いています。